ウェブマガ > 1957年 > サントラ・セッション「監獄ロック」 > JAILHOUSE ROCK

X 3 YOUNG AND BEAUTIFUL (ABNER SILVER-AARON SCHROEDER)
1957/04/30 2004-04.FS
2004-05.PB
2004-06.PB
2004-08.PB
2004-11.PB
2004-12.PB
2004-13.NG
2004-18.NG
2004-19.PB
2004-21.FS
2004-22.PB
2004-SP(8,12,18&22).M
"TODAY,TOMORROW AND FOREVER"
"TODAY,TOMORROW AND FOREVER"
"FLASHBACK"
未発表(スプライシングに使用)
"A LEGENDARY PERFORMER VOL.8"
未発表(スプライシングに使用)(アナウンスがEE で聞こえます)
未発表
JRS(スプライシングに使用)
JRS
"CLOSE UP"
EP "JAILHOUSE ROCK", "CLOSE UP" (スプライシングに使用)
DVD "JAILHOUSE ROCK", EE
2005-03.M DVD "JAILHOUSE ROCK", "JAILHOUSE ROCK (1997)"
2006-05.NG
2006-06.PB
2006-07.M
未発表
未発表
DVD "JAILHOUSE ROCK", "CLOSE UP"
   JRS = 海賊盤 "THE JAILHOUSE ROCK SESSIONS"    EE = CD "ESSENTIAL ELVIS"

2004-2006
X 3 YOUNG AND BEAUTIFUL 2004-2006 の録音記録

tapelegend
1957年8月22日にMGMからRCAに渡された(届かなかった?)テープのテープレジェンド
下部に「2004-18」の説明が付けられていますが、この情報が怪しいのです。

 「2004」は、テイク22がオリジナルEPで発表され、編集マスターが映画のエンディングで使われています。その他のテイクに関しては上の表に記した通りなのですが、私は別テイクを幾度と無く誤認してきました。海賊盤「THE JAILHOUSE ROCK SESSIONS」には、テイク18,19,22の中から2テイクが収録されているのですが・・・
混乱1
音声解析ソフトなど自分が扱うとは思ってもいない20数年前、海賊盤「THE JAILHOUSE ROCK SESSIONS」で初めて耳にした「never set me free」の歌詞を「kiss me tenderly」と間違って歌われるバージョン(A面3曲目)を、私は「NG」と記録されたテイク18だと思いこんでいました。これがそのあとの判断に大きく影響して「大間違い」の連続になったのですけど、今では「編集マスターには使われていない」と言う音声解析の結果から、間違って歌われるバージョンはテイク19であることが確認できたのです。
混乱2
海賊盤「THE JAILHOUSE ROCK SESSIONS」の音源となったテープのテープ・レジェンドには、「ON 2004 they used TAKE 18 which is a combination of 18 & 12 〜」と書かれていますし、海賊盤のジャケットにも「Composed of two different takes (nrs.8 and 12), with some sentences added from three additional take」と説明されていますので、B面2曲目の「Young And Beautiful」を私は「テイク18と呼ばれた編集マスター(劇中で使用)」だと思い込みました。しかし音声解析の結果、部分的に編集マスターが使われていることが分かりましたので、B面2曲目は「未編集のテイク18」だったことを確認したのです。
【もう騙されないぞ】
海賊盤で免疫を付けたので、正規盤「ESSENTIAL ELVIS」に「テイク12のアナウンス」が聞こえても簡単には信じなくなりました。疑い甲斐があり(笑)、「ESSENTIAL ELVIS」で聞かれるバージョンは、映画で使用されたのと同じ「編集マスター」であることが分かりました。「ESSENTIAL ELVIS」で発表された事実から考えると、おそらく「編集マスター」は、1957年6月14日のファイリングからは漏れたもののその時点で「編集テイク12」として、テイク22と共にRCAへ渡されていたと思います。
BOOTLEG
THE JAILHOUSE ROCK SESSIONS

ESSENTIAL ELVIS
ESSENTIAL ELVIS
編集マスターについて
フィルム・バージョン・マスターの編集方法は、「パーツ」が充分に発表されないので未確定な部分が残っていますが
音声解析をしてみると現在判明している分は、Keith氏が参考にした ページ に解説されている通りでした。

  0:00-0:32 Unknown take(s) (probably take 12 and 8)
  0:32-1:30 Take 18 ("So fill"..."O take this")
  1:30-1:32 Take 22 ("heart")
  1:32-1:55 Take 18 ("I offer"..."to")
  1:55-2:03 Unknown take (probably take 8 or 12) ("me")

ここに「推測」を加えて、話を前に進めるのなら・・・
「ESSENTIAL ELVIS」に「テイク12のアナウンス」が付いていますので
何秒間かは分かりませんが、編集マスターの「出だし」にはテイク12が使われていると思えますね。

2004編集マスター(8+12+18+22)

2004編集マスター(ESSENTIAL ELVIS)

2004-22 (Record Master)

 「2005-3」(solo version)は、1分11秒と短く、エルヴィスが自分でギターを弾いています。映画では、監獄でルームメイトのギターを手にしたエルヴィスが、シロウトっぽく歌っています。
同テイクは、5CDs「50's Masters」のDisc5で初出となりました。

2005-3 (solo version)

2005-3 (solo version)(50's Masters)

2008年夏版情報 (訂正)
 「2006-7」(La Florita Club version)は、59秒と更に短いバージョンです。BMG/SONYはテープを手に入れているのですが、依然として発表していません。FTD「JAILHOUSE ROCK」発売まで隠しておくつもりでしょうか。 う〜ん、大失敗。2006年版考察を進めた時、PCに全てのテイクを取り込む際に、ファイルに名前を付け間違えていました。「2006-7」は、4CDs「Close Up」で発表済みでした。

【余談】主演女優ジュディ・タイラーは、「監獄ロック」のクランクアップを待たずして交通事故で亡くなりました。 「Then You'll Be Forever Young And Beautiful To Me」がなんとも皮肉な歌詞になってしまいましたね。

2006-07 (La Florita Club version)


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