ウェブマガ　＞　1957年　＞　サントラ・セッション「監獄ロック」　＞　(YOU'RE SO SQUARE) BABY,I DON'T CARE X 9　(YOU'RE SO SQUARE) BABY,I DON'T CARE　(MIKE STOLLER-JERRY LEIBER) 1957/05/03 2013(Track)-10.FS 2013(Track)-11.FS 2013(Track)-12.FS 2013(Track)-13.FS 2013(Track)-14.LFS 2013(Track)-15.LFS 2013(Track)-16.M 未発表 未発表 未発表 未発表 未発表 未発表 トラック単独では未発表　（2015と2021のボーカル・オーバーダブに使用） 2014(Demo)-01.PB(M) 未発表 2015(Overdub)-01.PB(/M) 2015(Overdub)-02.FS 2015(Overdub)-03.FS 2015(Overdub)-04.LFS 4CDs "CLOSE UP" (左トラックが2015-1、右トラックが2013-16) 未発表 未発表 未発表 1957/05/08 2021(Vocal Only)-06.M "OUT IN HOLLYWOOD" MIXED MASTER (2013-16 & 2021-6) EP "JAILHOUSE ROCK", DVD "JAILHOUSE ROCK", EE, JRS 　　　JRS ＝ 海賊盤 "THE JAILHOUSE ROCK SESSIONS" 　　　EE ＝ CD "ESSENTIAL ELVIS" MGMの録音記録：2013-2015のそれぞれで保管対象になった3テイク 　「2013」は、「rhythm only」と記された「オケ」です。テイク16がマスターに選ばれ、2015と2021バージョンのボーカル・オーバーダブの際に使用されました。ビル・ブラックが途中で投げ出したために、エルヴィスがエレクトリック・ベースを担当しています。「賃上げ要求」が裏にあったようですが、ファンとしてみれば「ベーシストのエルヴィス」が楽しめるのですから、ビル・ブラックの職場放棄は「嬉しい悲鳴」となりましたね。 　「2014」は、ジェリー・リーバーが歌うデモンストレーション・レコードとの記録が残っています。デモに曲コードを割り振ることは珍しいので、その場でエルヴィスに聞かせるために歌ったのではないかとも考えていますが、FTD「FLASHBACK」の143ページ目に載せられた1957年5月3日の3本目のテープ記録（→）には「2014」が含まれていません。う〜ん、気になる。 　「2015」は、エルヴィスによるボーカル・オーバーダブです。4テイク試みていますが、テイク4が「LFS」ですので、 この日のオーバーダブは途中で諦めてしまったようですね。聞いて間もない曲にイメージが湧かなかったのでしょうか。 MGMの録音記録に残されたテイク1 (Vocal)が、バイノーラル・テープから4CDs「CLOSE UP」の左トラックで発表されましたが、エルヴィスの靴と床がこすり合うような音が「キュッキュッ」と聞こえます。 1957年5月3日のテープ3本目 MGMの録音記録：2021のボーカル・オーバダブ 　「2021」は、トラックを録音してから5日後にMGMのサウンドステージで行われたボーカル・オーバーダブです。FTD「OUT IN HOLLYWOOD」に収録された「VOCAL ONLY」が、まさに「2021-6」の曲コードで行われた作業ということになります。「ORIGINAL EP」と映画のサントラで使われたマスターは、共に「2013-16 (Track)」と「2021 (Vocal)」をミックスして作成したマスターが使われています。 web追加情報 「ミックスされたマスター」は1957年8月22日にMGMからRCAに渡された（届かなかった？）テープには入っていなかったので、1957年6月14日には既にRCAに渡されていたものと思われます。CD「ESSENTIAL ELVIS」では、「Two Thousand-Thirteen,Take Sixteen」（「オケ」のコード）のアナウンスに続いて「ミックスされたマスター」が流れますので、6月14日に「ミックスされたマスター」は「2013-16」として渡されていた可能性があります。 ESSENTIAL ELVIS FTD「OUT IN HOLLYWOOD」で 発表された「VOCAL ONLY」 （YouTubeのページが開きます） Record Master Film Version 1957年8月22日にMGMからRCAに渡された（届かなかった？）テープのテープレジェンド 「Baby, I Don't Care」は、このテープには含まれていません。 Back